仮想通貨を安全に管理するには?

公開: 2018/06/25 10:48

仮想通貨関連は、日々新しい出来事が立て続けに起こっています。

日本では法整備が徐々に進んで、仮想通貨の取引所が登録制になり、運営会社の資本関連の審査や顧客資産の保全なども進められています。
金融庁 仮想通貨交換業者登録一覧 (金融庁サイト)
しかし、世界では仮想通貨の取引所が閉鎖されたり、違法なクラッキングを受けて破産したりといったことも起こっています。

また、国によっては仮想通貨の保有や取引が規制を受けたりしていますので、今後仮想通貨の保有について安全性の確保が難しくなる可能性が無いとは言えません。

仮想通貨の管理を取引所に任せたままにしていても大丈夫でしょうか?

仮想通貨を安全に管理する方法

仮想通貨の管理には、いくつかの方法があります。

普通は取引所のウォレットに保管することになりますが、取引所が閉鎖されてしまった場合は、ほかの取引所に仮想通貨を移動することになります。

その際には自分の保有している通貨を扱っている取引所を選択することになりますが、取引所を移動したとしても、閉鎖のリスクについてはこれまでと同じことになります。

投資として保有するなら、売買のしやすさからそのままでも良いかもしれませんが、資産として考えるなら、自分の手元で管理する方が安心です。

仮想通貨には、手元のコンピュータやスマホ内で仮想通貨を管理するソフトウォレットや専用の機材内で管理するハードウォレットといったものに保存しておく方法もあります。


Ledger NanoS 暗号通貨ハードウェアウォレット
ビットコイン、イーサリアム等の多くの仮想通貨に対応。

この方法でも機械が壊れた場合には、仮想通貨を失う危険性がありますが、外部の攻撃からは守られます。

リスクとしてどちらを選択するかということになりますが、最近のサーバー攻撃の多さや取引所の破産などのニュースを考えると、手元に置く方が安全という気もします。

2017年4月から仮想通貨に関する法律が施行され、金融庁の仮想通貨交換業者登録の審査などもあって、仮想通貨取引所でも安全性への取り組みが進んでおり、資産の分離保管や損害保険などが整備されつつあります。

しかし、違法な勧誘をしている業者の中には、いまだに未登録の取引所や国外の取引所を利用するものも少なくありません。

仮想通貨の取引は、金融庁にとる絵奥している業者かどうかを確認してから行いましょう。
仮想通貨交換業者登録一覧

Amazonなどでは、仮想通貨を持ち運ぶためのUSB装置なども販売されていますが、高額な金銭を扱うものですから、信頼できるものを選ぶことをお勧めします。