投資を収入源にするには?
投資というと、まず思い浮かべるのは株式投資かもしれません。
そのほかにも、いろいろな投資方法がありますが、基本的に元本保証がないという点は共通しています。
リスクを避けるなら、銀行預金が一番安全な金融資産となりますが、リターンはほぼ期待できません。
リスクを銀行にとってもらう代わりにリターンも銀行に吸い上げられていると考えることもできますね。
投資としてあげられるものには、
- 株式投資
- 外国為替
- 投資信託
- 債権
- CFD (差金決済取引)
などがあります。
加えて、近年では、仮想通貨投資なども現れてきました。
また、所有している不動産があるなら、不動産投資も選択肢に入ってきますね。
投資を収入源にして生活を豊かにする方法を考えてみましょう。
株式投資
株式投資は、企業の成長による利益分配や株式市場の価格変化による差益を得るために投資するものです。
リスクをとって投資するわけですから、元本保証はなく、損失を被る場合もあります。
株式市場は、主に国内株式と外国株式に分けられます。
外国株式は、ニューヨークやロンドン、香港といった海外の取引所で売買される株式を取引すること。
国内株式は、東京や大阪、名古屋など国内の取引所で売買される株式を取引することをいいます。
外国株式
海外株式は、株式相場と為替相場の両方の影響を受けるので損益も複合的に考える必要があります。
海外の経済環境や国際環境を戦略に組み込むので、情報収集が多岐にわたることになります。
投資の初心者にはハードルが高いかもしれません。
国内株式
国内株式は、大まかに現物取引と信用取引があります。
現物取引とは、自己資金だけで行なう取引、信用取引は「自己の信用を担保に資金を借り入れて投資」することを言います。
現物取引
現物取引は投資規模として、単元株とミニ株に分けられます。
単元株は、取引所で取引される株式の売買単位の取引です。
単元株が100株であれば、100株単位で取引されます。
単元未満株は、一部証券会社が提供する「単元株未満の株式の取引」を言います。
小さな金額で取引できるので、気軽に始めることができますが、投資規模が小さいのでリターンも小さくなり、投資としての意味も小さくなります。
信用取引
信用取引は資金を借り入れて投資するので、自己資金の最大三倍までの規模で運用することができます。
最大三倍の資金で運用するので、利益も三倍になりますが、損失が出た場合は損失も三倍になります。
身の丈よりも大きな投資をすることになるので、大きな損失が出た場合は資金を失うことになる場合もあります。
また、借り入れた資金に対しては利息の支払いが発生します。
リスクとリターンのバランスが多少リスク側に傾くので、初心者にはあまりお勧めできません。
はじめは、現物取引から入るのが安全ですね。
外国為替投資
外国為替には、FX(外国為替証拠金取引)、外貨預金などがあります。
為替オプション取引を提供している業者もありますが、オプション取引は仕組みが複雑でリスク評価が難しいのでここでは記載していません。
FX(外国為替証拠金取引)
FX(外国為替証拠金取引)は、ドル円やユーロ円などの通貨ペアの金利差や価格変化による差損益に投資するものです。
通貨ペアの投資単位は、1万通貨単位や10万通貨単位(通貨ペアによって変わる)になっているので、例えばドル円が0.001円変化すると、10円の差損益が発生します。
また、最大25倍のレバレッジで投資できるので、差損益が0.001円に対して250円の損益になるケースも発生します。
金利差についても同じことが言えます。
通貨ペアの金利差は、SWAP金利と呼ばれ、高金利通貨を「買」う場合は金利差分のSWAP金利を受け取ることができ、「売」る場合は金利差分のSWAP金利を支払うことになります。
SWAP金利は、取引日数分発生しますが、取引所の休みに応じて数日分が先払いになるケースがあり、売買タイミングによって金額が変わることがあります。
外貨預金
外貨預金は、文字どおり預け入れ時点で外貨を購入して、その外貨に設定されている金利で預金することです。
一般に高金利通貨で預金すると、その通貨の高金利の恩恵を受けることができますが、為替の影響を受けるので、元の通貨での元金は保障されません。
円を例にすると、円高の時に預け入れて、円安の時に解約すると為替と高金利の両方の恩恵を受けられますが、逆だと相殺されて、トータルで損失を被ることがあります。
その他のメリットとしては、外貨預金をデビットカードなどで利用できる金融機関もあり、海外旅行時にその外貨を使えます。
外貨両替よりも外貨購入手数料が割安な場合も多いので、円高の時に外貨を購入して預けておくと、円安の時に海外旅行する場合は節約になることもあります。
投資信託投資
投資信託は、手数料を支払ってプロに投資を任せる手法の一つです。
一般には、一口いくらという小口の資金を預けて、まとまった口数の金額でプロが運用し、得られた利益を手数料を差し引いて口数割で分配するという形になります。
元本保証をうたうものもありますが、プロだからといって確実に利益が出るわけではありませんから、損失を被ることがないとは言えません。
また、ETF(上場投資信託)のように、投資信託を証券化して取引所で売買できるようにしたものもあります。
債権投資
国債や社債などの債権を購入して、利息を得るものを債権投資と言います。
基本的には、国や企業に直接お金を貸して利息をもらうものになりますが、証券化されているものは、返済期間途中でも売買できるケースがあります。
CFD
CFDとは、差金決済取引のことで、売買した時の利益や損失などの差額の部分だけを決済する取引のことです。
FXもCFDの一種になりますが、世界各国の主要な株価指数、原油や金などの商品、レバレッジETF、リートETF、外国株など世界中のさまざまな金融資産を取引するものになります。
投資単位が大きくて普通は手が出せないような資産も取引できるので、投資のバリエーションを増やすことができ、レバレッジをかけて大きな投資をすることもできます。
しかし、よくわからないものに投資するのは危険ですから、情報収集が重要になります。
不動産投資
不動産投資といっても、自己所有の不動産に投資する案件だけではありません。
ReatやJ-Reatなどの投資信託も不動産に投資しているものなら不動産投資と言えますし、アパート経営を証券化して販売している業者もあります。
不動産がある人は、アパートなどの管理運営を一任して、家賃だけを受け取るだけというシステムもありますね。
集客なども一任できるなら、非常に魅力的な投資方法といえるでしょう。
また短期的には、オリンピックの開催に向けて、来日需要を見込んだ民泊運営なども不動産投資の案件として浮上してきています。
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