FX(外国為替証拠金取引)を収入源にするには?
FX(外国為替証拠金取引)とは?
FX(外国為替証拠金取引)は、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による米ドルやユーロといった通貨の交換レートの差額を利用して、利益を出す取引のことを言います。
「FX」という言葉は英語で外国為替を意味する「Foreign eXchange」の略からきており、「米ドルが安いときに買って、高いときに売る」ことなどで収益が発生します。
また、通貨間の金利差を利用した「SWAP金利」での収益を得る方法もあります。
FXは、取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験が必要です。
取引は、国内だけでなく、各国の取引所で24時間ほぼ休みなく行われるため、いつでも取引することができます。
逆に言えば、眠っている間に市場が大きく動いて思わぬ利益や損失が発生する場合があります。
また、FX取引やバイナリーオプション取引、株式取引等の勧誘、各種金融商品の自動売買が可能なソフトウェアを販売・レンタルをすることは、国内業者、海外業者を問わず、日本の居住者に対して行う場合は金融商品取引法上の金融商品取引業に該当すると考えられ、金融庁や各管轄財務局等に金融商品取引業者としての登録を受ける必要があります。
海外のFX業者などでは、高レバレッジでの取引で高い利益を得られることをうたうものもありますが、日本国内では最大25倍までのレバレッジしか認められていません。
金融商品取引業者として登録していない業者はトラブルの元になりますので、よく調べて、取引を避ける方が賢明です。
金融商品取引業登録については、金融庁のサイトで確認できます。
金融商品取引業者登録一覧 (リンク先は金融庁サイト内のPDFです)
ロスカットや追い証に注意!
ほとんどのFX取扱会社は、「ロスカット」という運用資産が一定の割合を下回ったときに強制的に決済を行い、運用資産を上回る損失を防ぐ仕組みを取り入れています。
ロスカットが適用された場合は、強制的に損失が確定しますから、運用資産のほとんどを失うことになります。
また、ロスカットにまでいたらなくても、「追い証」という証拠金の上積みを求められることがあり、証拠金を指定の時間までに追加しないと強制決済を行う仕組みもあります。
このような予測できない市場の動きに対応するためには、運用資産の余裕を大きくとってロスカットや追い証を避けるようにする必要があります。
また、ロスカットは完全な対応策とはいえず、レバレッジを大きくとった場合には運用資産を上回る損失が出て、資産を増やすつもりが、逆に借金を背負うことになるケースもあります。
そう言った意味で、FXは非常にリスクの高い投機的な運用ですから、FXに取り組む場合には、慎重な準備と運用をしなくてはなりません。
人工知能(AI)運用も可能。
最近では、人工知能(AI)に基づき市場動向により相場の変化に際して売り買いする機能を持った個人向けアプリケーションソフトも開発されています。
そう言った便利な機能を使うことにより、個人投資家でも自動売買などで高い収益を上げることが可能になっていますが、ハイリスクな運用であることに変わりはなく、最終的な責任は自分自身が負うことになります。
くりっく365
「くりっく365」は、2005年7月に本邦初の公的な取引所FXとして、東京金融取引所が上場した取引所為替証拠金取引の名称です。
取引所の上場取引なので、取扱会社の資本規模などの審査があり、証拠金の保全措置なども行われるので、安心して取引できます。
2013年からは、手数料も無料化されており、初心者でも取引しやすくなっています。
ただし、スプレッドが一般のFXより大きく設定されていたりするなどデメリットもあります。