ソーシャルレンディングに投資するには?
ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディング(Social Lending)は、「ネット上でお金を借りたい」と「ネット上でお金を貸したい」を仲介するサービスのことを言います。
現在では、クラウドファンディングの一種として、「投資型クラウドファンディング」と呼ばれる形態が一般的となっています。
大まかな流れとしては、ソーシャルレンディング事業者が匿名組合出資契約として出資を募り、融資希望企業を審査して安全性を確保するなどして融資し、利息を分配します。
そのため、ソーシャルレンディング事業者は、預金以外の方法で資金調達をし、消費者や事業者を対象に融資を行う事業を行う事業者として「貸金業」の登録が必要です。
また、不特定多数の出資者から資金を集めて融資を行うため、匿名組合出資契約を募集するための「第二種金融商品取引業」の登録も必要になります。
ただし、海外向けの融資を専門とする場合は、貸金業法の規制対象にならないため、貸金業の登録をしていない事業者も存在します。
いずれにせよ、出資金の元本保証はありませんので、ソーシャルレンディング事業者は、できるだけ信用の置ける会社を選択する必要があります。
事業者のサイトには、資本金などの会社情報や、運用実績などの情報が掲載されていますので、それらをじっくりと読んで、出資金の回収不能などのリスクを最小になるようにしなければいけません。
近年では、証券会社の関連会社として運営され、投資信託や債権と並んで投資メニューの一部として提供されているケースも増えています。
ソーシャルレンディング事業者
国内では、maneo、SBIソーシャルレンディングなどが大手金融会社の資本が参加しており、安心感があります。
また、中小の事業者の中には、高金利を謳う事業者もあり、リターンだけを考えるとそう言った業者に目が行きがちになりますが、元本保証のないサービスだということには十分な理解が必要です。
まだ、新しい投資手法であるソーシャルレンディングですから、参入業者も玉石混交と言える状態ですので、信頼できる事業者を見極めることがとても重要だと考えています。
maneo
maneoは、ソーシャルレンディングで50%以上のシェアをもつ、最大手といえるでしょう。
また、GMOクリック証券と提携しており、GMOクリック証券に口座があれば、株やFXと同じサイトで出資や資金管理をすることができます。
利回りは、5〜7%程度で、現在のところ貸倒れなどは発生していません。
2018年7月、貸出先の企業が資金を無断で目的外の用途に流用していたことが発覚し、証券取引等監視委員会から金融庁に対して処分勧告が出されています。
SBIソーシャルレンディング
SBIホールディングスの100%出資会社として運営されていますが、こちらのサイトはSBI証券とは分離して運営されています。
利回りは4〜7%程度で、少し低めになっています。
クラウドバンク
クラウドバンクは資産運用と社会貢献を両立した新しい資産運用サービスです。
インターネットを通じて、お客様から投資頂いた資金を資金調達ニーズがある企業に融資をおこないます。不動産担保や代表者保証を確保することで、資産保全性を高めています。