キャッシュフローをどのように管理するのか?
収入と支出の管理
収入の管理
収入のほとんどは、銀行振込で受け取ることになる方が多いと思います。
もちろん、そのほうが管理しやすいですし、いつ、いくらの収入があったかも記録されるので申告の際にも確認がしやすくなります。
最近の銀行は、通帳を発行しない代わりにオンラインでの入出金明細を確認できる期間が長くなる契約もあるので、記帳忘れを気にする必要がない場合もあります。
収入については、納税の関係もあるので、きちんと管理できるように、通帳がある口座については記帳をマメにするようにしましょう。
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支出の管理
国内では、まだまだキャッシュでの取引が多いですが、管理という観点からは、振り込みやクレジットカードでの支払いを中心にするほうが記録が残せます。
コンビニやスーパーなど、クレジットカードが使える場所では、クレジットカードを使うように心がけましょう。
もちろん、クレジットカードには、ポイントがつくという点も見逃せません。
現金での支払いにはないメリットですので、活用したいですね。
しかし、絶対にリボ払いを選んではいけません。
リボ払いの手数料は、12~18%と銀行ローンなどに比べると驚くような金利がかかります。
クレジットカードによっては、最短で全額払いきれる金額でも金利を請求するところがありますから、十分に気を付けましょう。
一括で指定しても、自動でリボになる契約をしている場合は、すぐに明細を確認して手数料がかかっていないか確認してください。
リボ払いでは、定額の支払いが続くので管理がしやすいと思っている人がいますが、残額をこまめにチェックしないと、逆にどれだけ借入額があるのかが感覚的に把握しづらく、とんでもない金額に膨らんでることがあるのです。
しかも、支払額の1割以上が手数料になっているため、自分で思っているよりも返済が進まないことが多いので、リボ払いの残金がある人は、直ちに全額完済しましょう。
現金での支払いについては、レシートなどの支払額の記録はできる限り残しておくようにしましょう。
必要経費として計上できるものとできないものに分類しておくと、税務申告の手間が格段に違ってきます。
家計簿ソフトは面倒ですが、スマホなどで入力できるものも増えているので、導入しておくのも良いでしょう。
キャッシング
銀行のカードローンは、基本的に銀行傘下の消費者金融系ローンであることが多いです。
いずれにせよ、年収の3分の1までという「総量規制」があるので、利用には注意が必要です。
「総量規制」は、リボの残金など、個人の借入金すべてにかかりますが、事業性資金については対象外になります。
カードローンは使い勝手のいいもの?
ビジネスを運営する上で必要な場合などは、各社の特徴を見比べて、少しでも有利に借り入れできるように考えましょう。
とはいえ、借り入れは、返済が義務ですから、返済計画などを見据えて必要以上の借り入れはしないようにしましょう。
得られる利益が借入金利を上回れば、結局は損することになります。
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債務の管理
ローンにせよ、クレジットカードの残金にせよ、すべての債務をコントロールしておく必要があります。
定期的な返済額、金利など、収入とのバランスを取ることができないと、債務整理や個人再生などの法的手続きに発展する場合もあります。
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そうなってしまえば、自由な人生など望むべくもありませんね。