PPCアフィリエイトで商品を選ぶ基準は?
PPCアフィリエイトを行うためには、リスティング可能な商品であることが前提になります。
そこで、リスティングOKまたはキーワード限定でリスティングOKな商品の中からから選定していくことになります。
リスティングNGの商品をPPC広告に掲載することは、絶対にしてはいけません。
その中から、さらに絞り込んで広告ページを作成するわけですが、ピックアップして行くための選定基準を考えてみましょう。
- 報酬単価が一定以上のもの
- USP(独自の強み)を持ったもの
- ASPで新着として紹介されているもの
- リンク先ページで単一商品のみを扱っているもの
- 季節商品や正月などの時節商品などのイベントに関連するもの
- テレビや雑誌などで紹介されたもの
- 販売ページに電話番号が載っていないもの
- ニッチカテゴリやマニアックな商品などターゲットがしっかりとしているもの
報酬単価が一定以上のもの
PPCアフィリエイトでは、サイトへの誘導に広告費を使うので、報酬単価が低いと収益を出すのが難しくなります。
一つの目安として、例えば「報酬単価が500円以上」のように報酬を基準として商品を選びましょう。
もちろん、報酬が低い商品でも利益を出すことはできます。
しかし、安定した収益が出るまでは、一定以上の報酬がある商品を選定しましょう。
あまり高額報酬の商品は、ライバルとの競争が激しくなりますので、個人的には「報酬単価が500円以上」の商品をオススメします。
USP(独自の強み)を持ったもの
商品選定をする上で大切なのは、「その商品にしかない強みがあるか」です。
マーケティング用語で、「Unique(独自) Selling(売り) Proposition(提案)」のことです。
「独自の売り」と言われることが多いのですが、「Proposition (提案)」という言葉が示すように、「独自に提供できる価値を提案する」ことを表している言葉です。
この概念を打ち出したのはアメリカの広告の巨匠であるロッサー・リーブスです。著書である『USP ユニーク・セリング・プロポジション 売上に直結させる絶対不変の法則』において、彼はUSPの概念として以下の3点を示しています。
- 広告はすべて、消費者に対して提案(プロポジション)をしなければならない。単なる言葉や、単なる商品礼賛、単なるショーウィンドウ的広告ではなく、読む者にこう言わなくてはならない。「この製品を買えば、こういったベネフィット(効用)が手に入りますよ」と。
- その提案は、競争相手が示せない、あるいは示さないものでなければならない。それは独自(ユニーク)でなければならない。すなわち、そのブランド独自のものであるか、その分野の広告ではなされていない主張であること。
- その提案は、数百万の人々を動かせるほど強力でなければならない。すなわち、製品に新規顧客を引き寄せられるものでなければならない。
(ロッサー・リーブス著『USP ユニーク・セリング・プロポジション 売上に直結させる絶対不変の法則』より P67~P68)
その商品から得られる効用・恩恵(benefit)を明確にすることで、ターゲットやキーワードが絞りやすくなります。
商品を探す際は、「その商品にしかない強みは何かな」っというのを意識してみましょう。
ASPで新着として紹介されているもの
ASPに登録すると、新しく掲載された商品の情報がメールで送られてきます。
新しい商品ということは、まだライバルが扱っていない可能性が高いので、先行者利益が得やすくなります。
ライバルが少ない商品を狙っていくのも戦略一つになります。
リンク先ページで単一商品のみを扱っているもの
複数の商品を扱っているページでは、見ている人は目移りしたり、商品を選択するのが面倒になって結局販売につながらないことがあります。
あれもこれも販売するというページよりも、一つの商品をじっくりと紹介しているページの方が成約率は高くなる傾向があります。
同じ理由で、サイドメニューなどのないページで紹介している商品を優先して選択しましょう。
色々な商品を扱っているページを紹介するのは、安定した収益が出るようになってからの方が良いと思います。
季節商品や時節のイベントに関連するもの
イベントに関するキーワードは、その時期が近づくと急激に検索数が伸びます。
また、その関連商品に対するユーザーの購入意欲も上がるので、成約率もグーンと高くなります。
例えば、お正月ですと、福袋・おせち・カニなどが、バレンタインならチョコレートが重点的に売れます。
このようなイベントは年中あるので、イベント毎にどんな商品が売れそうかを考えるといいでしょう。
販促カレンダー (https://promotionalads.yahoo.co.jp/online/pdf_calendar.html)
テレビや雑誌などで紹介されたもの
やはり、テレビや雑誌などのメディアで紹介された商品は、認知度が高くなり、アクセスが一気に増えます。
テレビ番組で紹介された商品は、ASPに登録されていないか、探すクセをつけましょう。
とくに、最近はスマートフォンの普及もあり、メディアとインターネットの距離が短くなっています。
TVを見て気になる商品があれば、すぐに「スマートフォンで検索する」傾向がありますから、メディアで紹介された商品は狙い目です。
販売ページに電話番号が載っていないもの
商品販売ページを見ていくとこのように、電話番号が掲載されているものがあります。
もし、ユーザーが直接電話して商品を購入した場合、アフィリエイターに報酬が発生しません。
ですから、なるべく電話番号が書かれていない商品を選びましょう。
ライバルが少なく、ターゲットがはっきりしているもの
A8.netなどのASPに登録されている商品は、本当にたくさんあります。
丹念に見ていくと、これまで知らなかったようなニッチなものやマニアックなものがたくさん見つかります。
こういった商品は、キーワードのライバルが少ないので、クリック単価も非常に安くなる傾向があります。
人々の価値観が多様化してきているので、そういったニッチな商品でも思わぬほど強いニーズがあるのです。
探すポイントとしては、「その他」のカテゴリから探すと良いでしょう。
ASPには、「金融」「旅行」「美容」などたくさんのカテゴリがありますが、それぞれのカテゴリでも分類しにくいものは、「その他」として登録されます。
そういったものは、メジャーな分類がないということで、「ニッチ」である可能性があります。
最終的にはASPの全ての商品を丹念に探すべきですが、まずは「その他」のカテゴリから探してみましょう。
このように、いくつかの選択基準を並べてみましたが、記事を書く上で何より大切なのは、その商品についての知識や関心が十分にあるということです。
知らないものや関心のないものについて記事を書くのは、やはり積極的にはなれないものです。