自分だけの高濃度カカオチョコレートを自作するには?
高濃度カカオチョコは、健康にいいと聞いたことはありませんか?
有名なチョコレートブランドに限らず、いろいろなメーカーから75%カカオチョコや85%カカオチョコなど、高濃度カカオチョコレートが発売されています。
カカオの苦みを前面に押し出したものから、苦みを抑えているものまでいろいろな味があって、食べ比べてみるのも面白いのですが、実は高濃度カカオチョコは自作もできることをご存知ですか?
お菓子作りを趣味にしている人なら知っているかもしれませんが、カカオマスというカカオ100%のチョコレート?も販売されています。
100%カカオなので、甘味など一切無い、あまりおいしいとは言えないものですが、逆に言えば、自分だけの好みの甘さや香り付けなど、自分だけの高濃度カカオチョコレートを作ることができるのです。
カカオマスとは?
カカオマス(cocoa mass)とは、カカオ豆の胚乳を発酵、乾燥、焙煎、磨砕したものを言います。
外皮と胚芽は工程中で除去され、すりつぶして液状になったものをカカオリカー、それを冷却・固化したものをカカオマスと呼びます。
主にココアパウダー、チョコレートの原料として利用されるのですが、製菓材料として単体でも販売されています。
ちなみに、焙煎後にすり潰さず粉砕したものをカカオニブと呼びます。
70%や80%の高濃度チョコレートがブームになったこともありますが、このカカオマスはカカオ100%で、砂糖なども使用していません。
ですから、味は、カカオの苦味そのままで、甘味などカケラもない超ビターチョコレートです。
そのままで食べてもあまり美味しくないのですが、逆に言えば、いくらでも好みの甘さに調整できるということでもあります。
「甘味など不要!」という人なら、そのままポリポリとカカオのポリフェノールをふんだんに摂取できますね。
しかし、カカオに含まれるカフェインや脂質が多くなったりしてアレルギーを起こすこともあります。
一般的には、カカオ含有量が 70% 程度のものを少量から食べ始めるのがおススメです。
それに含まれるカフェインや脂質が多くなったりしてアレルギーを起こすこともあります。
そのためカカオの含有量70パーセントのものを少量から食べ始めてみるのがおすすめです。
カカオで期待できるアンチエイジング!
カカオには、カカオポリフェノールやカカオプロテインなどの健康に効果が期待できる成分が多く含まれています。
詳しくは、「カカオで期待できるアンチエイジング!」のページで描いていますが、代表的なものは以下のものです。
カカオで期待できるアンチエイジング!
強力な抗酸化作用のポリフェノール
カカオには、アンチエイジングのためにも摂取しておきたいポリフェノールが6~9%と豊富に含まれています。
ポリフェノールというのは、植物の苦みや色素の成分となっている化合物の総称です。
カカオに含まれるポリフェノールには以下のものがあります。
- アンチオキシダント
- カカオポリフェノール
- プロシアニジン
- フラバノール
- アントシアニン
など。
緑茶の4倍のカテキンを含んでいる
カテキンもポリフェノールの一種です。
カテキンは、脂肪を分解する酵素の働きを助けると言われているので、アンチメタボにもお勧めできます。
しかもカカオマスには糖分が入っていないので、チョコレートのように糖分を取りすぎることもありません。