Windowsでクリップボードの履歴を利用するには?
Windowsには、コピーペーストするときにクリップボード履歴が使えます。
以前は、クリップボード機能を拡張する常駐アプリが必要でした。
しかし現在は「Windows標準」でクリップボードの履歴機能が使えるようになっています。
といっても、使い方はたいして難しいわけではありません。
Windowsを使っているなら、キーボード上に「Windowsロゴキー」があると思います。
この「Windowsロゴキー」とアルファベットの「v」を同時に押します。
そうすると以下のようなダイアログが表示されます。
つまり標準では履歴機能が使えないようになっています。
しかし、「有効にする」ボタンを押すとクリップボードの履歴機能が有効になり、それ以降は「Windowsロゴキー+v」を押すことでクリップボードに記録したデータを選択してペーストできるようになります。
本当に簡単ですね。
固定して利用するには、右の「ピン」マークをクリックして、ピン留めします。
ピン留めしておけば、Windowsを再起動してもクリップボードに残るので、定型文としても利用できます。
不要になれば、×マークをクリックして消去しましょう。
システムの「設定」からも有効にできます
システムの「設定」から有効にするには、[システム]-[クリップボード]で設定します。
ネットに接続していれば、Windowsの稼働するほかのデバイスとクリップボードの中身を同期することもできます。
これは「クラウドクリップボード」と呼ばれる「同期」機能で、同じMicrosoft IDでサインインしているデバイス間でクリップボードを同期し、「パソコンAでコピーした文字列をパソコンBで貼り付ける」といった操作が可能になります。
これらの機能を利用するには、「Windows 10 October 2018 Update」にアップデートすれば利用できるようになります。
Windows 10 October 2018 Update
Windowsのバージョンアップで以前のクリップボード拡張機能が使えなくなった人は、新しいアプリを探すまでのつなぎとして使ってみるのもいいかもしれません。