Facebookで携帯番号を登録せずに2段階認証を使うには?
Facebookを利用していると、「電話番号の追加は、アカウントのセキュリティ保護などに役立ちます」と、画面上に表示されることがあります。
この携帯電話番号の認証設定は、2段階認証を利用するためなどに使われるのですが、携帯電話番号を登録することに抵抗を感じるという人が多いのではないでしょうか?
セキュリティ強化のためと言われても、簡単には個人情報を提示する気にはなれないものです。
Facebookの携帯番号登録は、番号自体を非公開にしていても、「電話番号を使って私を検索できる人」にも制限をかけておかないと、適当な番号で検索すると見ず知らずの人にも個人の公開情報が検索できてしまします。
たまたま検索した番号が、あなたの携帯番号に一致した場合には、見ず知らずの誰かにあなたの情報が提供されてしまうわけです。
公開情報をきちんと制限しておけば、ある程度リスクを抑えることはできますが、携帯電話番号を登録が任意である以上、無用のリスクを抱える必要はないでしょう。
もちろん、SMSで2段階認証を利用して、セキュリティを高めるために携帯電話番号を登録しているという人もいるかもしれません。
しかし、「Google 認証システム」アプリをつかえば、携帯電話番号を登録しなくても2段階認証を利用することができます。
「Google 認証システム」は、Googleの2段階認証に使えるのみならず、対応したサービスにワンタイムパスワードを提供するためのシステムで、Fecebookの2段階認証にも対応しています。
これを使えば、携帯電話番号を登録するリスクをなくして、2段階認証が利用できます。
すでに、Googleで2段階認証に「Google 認証システム」アプリを利用しているなら、Facebookのコードを追加するだけでいいのです。
SMSを使わない2段階認証の設定方法
設定の方法は簡単です。
まず、スマートフォンに、「Google 認証システム」アプリをインストールします。
Google Play 「Google 認証システム」
AppStore 「Google Authenticator」
「Google 認証システム」アプリを起動して、「開始」をタップすると、アカウントの追加画面になります。
次に、PCからFacebookにログインし、「設定」->「セキュリティとログイン」で、セキュリティの強化から「二段階認証を使用」の「編集する」をクリックします。
「二段階認証はオフになっています。」であれば、「オンにする」をクリックします。
2段階認証が有効になったら、「コードジェネレーター · オンにする」をクリックして、「サードパーティーアプリ」をクリックします。
ログインパスワードを入力して、本人であることを認証すると、QRコードとシークレットキーが表示されます。
スマホに戻って、「Google 認証システム」アプリの「アカウントを追加」画面で、「バーコードをスキャン」をクリックしてQRコードを読み込むか、「提供されたキーを入力」でシークレットキーを入力のいずれかを選んでアカウントをアプリに読み込ませます。
「アカウントを追加しました」画面が表示されたら、表示された6桁のワンタイムパスワードを「セキュリティコード」欄に入力して、確認をクリックします。
最後に「Google 認証システム」アプリの「アカウントを追加」をタップして完了です。
他にも、Zohoやさくらインターネットなども、「Google 認証システム」アプリに対応しています。
インターネット上のサービスの中には、個人情報の保護を謳う割には、個人を特定する情報が不用意に公開されていることがあります。
個人情報を登録するリスクは、Facebookに限らないので、必要性を感じなければ、不用意に個人情報をネット上のサービスに登録せず、必要最小限に留めるように注意しましょう。