OpenStreetMap で高精度の地図の完成度をさらに高める方法
OpenStreetMap (オープンストリートマップ) は、みんなで作る地図のデータベースサイトです。
メンバーに登録すると、航空写真をなぞって道や川を書いたり、建物や土地の情報を書き込んだりするなど、高精度の地図をあなたの手でさらに精度を高めることができ、それを自由に、無料で使うことができます。
OpenStreetMap (オープンストリートマップ)
世界中からメンバーが参加して、日々地図の完成度を高めているので、世界中どこでも最新の地図が無料で利用できます。
今日訪れた場所の情報を追加したり、お気に入りのお店の情報を、あなた自身の手で書き留めたりでるのです。
使い方は簡単
地図を見るだけなら、ユーザー登録も必要ありません。
しかし、OpenStreetMap (オープンストリートマップ) をつかうなら、ユーザー登録をして、マッパーとしての道を踏み出しましょう。
新しい道ができたり、廃止された道路の情報を書き込んでおけば、あなた自身が便利なだけでなく、全世界のユーザーに貢献できます。
地図の編集会社が年間数回の改訂版を出す前に、直ちに修正された情報を手にすることができるのです。
Garminなど、一部ののハンディGPSなどは有志の手で、この OpenStreetMap (オープンストリートマップ) のデータを利用できるよう加工して提供されています。
また、 ジオグラフィカ (Geographica) などのスマホアプリなどにも利用されており、主な機能は無料で利用できるようになっています。
ジオグラフィカ -スマホを登山用GPSにするアプリ-
GPSロガーなどのデータを、gpxデータとして登録することもできるので、あなたの歩いた道や車で走った経路などをインポートすれば、実装データを道として登録できますから、いちいち手間暇かけて道路を書き込む必要もありません。
OpenStreetMap (オープンストリートマップ) に
ユーザー登録するには?
OpenStreetMap (オープンストリートマップ) にユーザー登録するには、右上のユーザー登録をクリックして、ユーザー登録画面に移動します。
メールアドレスなどを入力して登録することもできますが、「サードパーティーのアカウントでもログインできます」をクリックすると、GoogleやFacebookなどのアカウントでも登録できます。
登録して、ログインすると、地図の編集ができるようになります。
OpenStreetMap (オープンストリートマップ) を編集するには?
ログインして、地図を拡大すると、左上のロゴの後ろにある「編集」ボタンが押せるようになります。
ある程度拡大しないと編集できないようになっているのは、国全体を表示した状態で細かな道などを編集するのは無理だということでしょうね。
編集の方法は複数ありますが、「編集」をクリックすると、標準の地図編集エディターが起動します。
初めて起動すると、チュートリアルが選択できるので、ここで編集の仕方をワークショップ形式で学ぶことができます。
下手な説明を読むよりもわかりやすいので、これを見てもらうのが一番の早道です。
左から右へ、指示通りに順番にこなしていけば、一通りの使い方を理解できるようになっています。
編集画面では、道路や川、池などを描いたり、建物の名称や用途、お店のフロア番号など細かな情報を書き込むことができるようになっています。
GoogleマップやAppleのマップなど、無料で提供されている地図はいろいろありますが、精度不足や間違った情報が登録されていることも少なくありません。
しかし、OpenStreetMap (オープンストリートマップ) なら、情報を追加して精度を高めたり、間違った情報を修正したりすることが自分自身で出来るようになります。
個人情報や著作権の絡んだ情報を書き込まないように注意して利用するようにしましょう。
実際にそこに行った人が情報を書き込むことが多いので、生の情報が書き込まれていることが多いですし、割と頻繁に修正されるので、情報の鮮度も高いことが多いのがうれしいですね。
右上のメニューにある「利用者の日記」を開くと、世界中のマッパーの書き込みを読むこともできます。
主に英語が多いですが、いろんな言語が入り乱れているので、見ているだけでも楽しくなってきます。